これは加害者はモラハラを自覚するのか?という疑問について書いた記事です。
「お父さんはモラハラなんだよ。だから治そう」といってもモラルハラスメント加害者は被害者の言葉を絶対に通用しませんし信じません。
どんなに親身になっても「オレはモラハラなんて言葉知らない」「そんなのお前が勝手に決めたことだろ」と突き放され怒りを買うだけ・・・。
ですが私には「モラハラしてる」自覚症状があり加害者の父親と性格が一致します。
キレやすい子供だった少年時代
他人を見下して罵倒する
自分に自信が無い(劣等感)
など。
自分が加害者と自覚したのは妻のある言葉がきっかけでした。
このページは私がモラハラの加害者ではないかと感じた出来事と、モラハラとDVを制御する方法を紹介します。
まずは自分がモラハラをしていると気付いた出来事をご覧ください。
モラハラの自覚症状があったオレ
2008年に結婚して既婚者となった私。
- 責任転換
- 外面が良い
- 常に人を見下す
- 自分を特別な存在だと思っていた
- 物や家族に当たる事がある
- YES・NOどちらの時も否定的な言葉しか返さない
- 自分の考えは正しいと正当化するが相手の考えは否定する
この10年間を振り返ると、このように妻に対して加害者の父親と同じ行動を取っていることに気付きました。
モラハラ加害者の特徴を知りたい方はこちらを参考に。
1.怒鳴ったり強い口調であなたに命令をする。
2.長時間にわたりあたなにしつこく説教する。問い詰める。反省文を書かせる。
3.土下座を強要する。
4.あなたが大切にしている物を壊したり、勝手に捨てる。
5.あなたが病気になっても看病せず、病院に連れて行かない。
色々な出来事がありましたが、「モラハラを自覚」した一つの事例と克服方法を紹介します。
あれは子供が3歳になった2013年(34歳の時)の出来事・・・。私はピアノ事件と読んでいます。
家庭の主導権を握れず激怒したオレ
私は家具や物が殆ど置いていない部屋が空きなのですが、妻は逆にソファーやテレビなどの家具を置きたがります。
その一つに亡くなった妻の祖父が子供の頃に買ってくれた形見のピアノがあるのですが、ある日子供が誤って転倒し頭をぶつけてしまったのです。
幸いキズにはなりませんでしたが、その時、子供が大怪我をしたらどうするんだという思いとピアノが邪魔だという気持ちが爆発。
妻に「何でこんなところにピアノがあるんだ!勝手に置くんじゃねー!オレはこんなところに置いて言ってねーぞ!」
妻に責任を押し付け(責任転換)感情に任せて怒鳴ってしまったのです。
すると妻は、
「は?何言ってんの!?子供はこうやって遊びながら怪我をして危険を学んでいくんじゃないの?」と
言い返してきたのですが、妻の意見を聞かず激高(相手を見下す)。
「ふざけた事言うな!弾きもしないピアノをこんなところに置きやがって!お前が片付けないのならオレが捨ててやる。」
とピアノの椅子を玄関に放り投げたのです・・・。
責任を押し付け、相手を見下し、自分が正しいと思い込んでいた
今考えると、正しいことを言っている妻に対して取った態度に反省すると同時に、
「オレが正しいことを言っているのに反抗しやがって。生意気な口を聞くな。」
という感情だけしかありませんでした。
そうです。妻に対して暴力こそ振るいませんでしたが、親父が母親によく言っていた暴言を妻に吐いたのです。
その後、妻を見ると大粒の涙を流して泣いていました。
更に、泣きながら私の母親に電話をかけ「もう○○(私のこと)とは一緒にやっていきたくありません。正しいことを言っただけなのに、激高して怒るし・・・。これじゃお父さんと一緒じゃないですか?お母さんからも何か言ってください。」
と私に電話を変わると・・・、
「お前何やってんだ。親父と一同じ事はするなっていっただろ。自分の居場所がなくなるぞ。しっかりしろ」
母の言葉はすごく短いですが、心に突き刺さる言葉でした。
※冒頭で紹介した私の性格をまとめた記事からも、「モラハラ気質」であることが分かります。

モラハラと自覚したのは妻と母の言葉があったから
30歳を過ぎたおっさんが、母親に怒られたのも恥ずかしい話です。それに、自分が妻に対してやったことは許される行為ではありません。
ただ、それと同時に「親父と一緒」という母の言葉を聞いた瞬間、「オレは親父と同じ人間になりたくないとずっと思ってたけど、やっぱり同じだったんだ」
と自覚すると同時に、自分が情けなくなりました。
それ以来、妻に対しての態度を改めると共に、感情が高ぶりそうになった時は、
「お父さんみたいにお母さんをひっぱたくような大人になったらダメだよ。お嫁さんは大切にしなさい。」
と子供のころ母親に言われ続けた事を思い出し、自分を落ち着かせています。
母はこうやって私を育ててくれた。

この記事を読んでいるあなたは、モラルハラスメントの加害者と暮らして自覚させる方法を探しているはず。
それと同時に、お子さんにモラハラをする人間になって欲しくないと考えているのであれば、続きもご覧ください。
モラハラを制御して克服するには強い力が必要
私のようにモラハラを見続けて成長した子供は、心に大きな傷を負うとともに、奥さんに同じ事をやってしまう可能性があります。
ただ、一番大事な存在である苦しい思いをしている母親の姿を見続けてきたため、
「今、パートナーに父親と同じ事をしている。これはいけないことだ!」
と自覚して克服できる力も持っているのです。
ですから、子供さんの前でモラハラ旦那が妻のあなたに、暴力や暴言を吐きそうになった時は、
憎い父親が子供の頃に、「あなたの大切なお母さんを苦しませてきたこと」を思すように伝えてください。
少しでもモラハラを自覚して治したいという心があれば、
- 奥さんを毎日殴りたくはない
- 毎日泣かせたくない
- 奥さんを無視するのは悪い事だ
- 本当は心無い発言をするところを子供に見せたくない
と考えているはずです。
もし痛まない。何とも思わないというのであれば、あなたの旦那は既にモラ夫。もう手の施しようがありませんので一刻も早く別居することをオススメします。
少しでも罪悪感があったら救いようがありますが、モラハラ夫は平気でうそをつきますので、慎重な対応が必要だということも頭に入れておいてください。
長くなりましたので、記事を分けました。続いては、モラハラとDVが日常的に行われる家庭環境で、『子供をまともな大人に育てる方法』を私の経験を交えた記事です。
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