38歳の子持ちママ友から私の妻が旦那さんのモラハラとDVに悩んでいると相談を受けた時のこと。
- 結婚7年目
- 年齢は33歳
- 有名大学出身の専業主婦
- 頭がよく理論的に物事を考えられる
- 明るくハキハキした性格だが気が小さい
- 専業主婦
- 小学校1年生の男の子(7歳)と幼稚園の女の子(5歳)
- 長男、長女共に活発
- 実家へは車で30分の距離
- 実家は裕福ではないが両親は健在
- 旦那の親が残した家に住んでいる
子供が生まれてから徐々に旦那さんの態度が変わってきたのに気付いていたが、耐えられるレベルだったため、7年間一緒にすごしてきた。
しかし、最近は子供の前でママ友にDVをしたり、子供を罵るなどモラハラとDV行為がエスカレートしている。
私もお会いしたことがありますが、このママ友は几帳面で明るい性格ということもあり、友人はたくさんいるのですが、気が小さくお人好し過ぎて周りを頼ることが出来ず、悩み事を抱え込んでしまう癖が有り。
ですから、旦那さんからDVを受けたとしても言い出すことが出来ず、子供の将来のことや自分の事を周りに打ち明けられないで溜め込んでしまいます。
ですが、もうどうしようもなくなり私の妻に相談したというのが事の経緯。
結婚7年目でモラハラとDVをエスカレートさせる旦那の性格
- 年齢は35歳
- 兄弟はいない
- 高卒で頭はあまりよくない
- 子育てにはあまり関心が無い
- 服装や食事にこだわりが強い
- 裕福な家庭で育った
- 上司や部下には評判がいい
以上です。見た目も爽やかで人に手を上げたり心無い発言をする人には見えませんが、これはモラハラ旦那の典型的な特徴でもあります。
特に奥さん(ママ友)は気が小さく年下なので、モラ旦那のこだわりなどをアピールされると押しに負けて言いなりになってしまっているんですね。
裕福な家庭で育った旦那さんのわがままなところも合わないようです。
気が小さいママ友でもできるモラ夫は「反抗」
モラ夫への対策は「反抗」つまり、酷いことを言われたらそれと同じくらい酷い言葉で反撃するのが非常に効果的。
もちろん、それ以外にも方法があるので紹介していきます。
以降は私が妻から聞いたママ友の状況をもとに、出来る対策をまとめたものです。そのためより感情が伝わるように、女性に直接語りかける記述方法を取っています。
また、このママ友同様に被害者である私の母のことも記載しました。
配偶者である夫からモラハラやDVを受けているママ友へ。旦那のモラハラとDVはあなたの勇気一つで止めることができます。
しかもこの方法なら気が小さい女性でも高圧的な態度を取る年上旦那に勝てます。
ではその対策方法を紹介しますね。
モラハラは言われたら反論すべき
まずはコレが一番の対策です。
というのも、モラハラやDVの加害者夫は配偶者であるあなたが、「自分より弱い存在」だと勝手に認識しているから・・・。
理不尽なことを言われたら、ガツンと反論してください。
さっきまで無口だったのに豹変して怒鳴り散らすような男は、自分の都合で態度を変えて「怒鳴れば相手はオレの言うことを聞く」、「オレの恐い面を見せれば絶対に黙る」と考えています。
例えを言うと↓です。
子供のいじめ感覚で被害者を見る加害者
対象者を仲間外れにしたり、無視するのが子供のいじめですが、実はいじめとモラハラ加害者には共通点があります。
それは、自分より弱いと感じた相手の人格を完全否定し、罵ったり思いやりが無い言葉を浴びせてターゲットを執拗に攻めるということ。
ということは、強い意志を持ち加害者に弱い面を見せなければあなたは被害者にならなくて済むのです。
例えば、嫌なことを言われたら言い返す、怒鳴られても怒鳴り返せば、「こいつはオレに反抗する人間だ」「ダメだ諦めよう」とあなたを自分と同等、もしくはそれ以上の存在と無意識に判断し、それ以上の事はやりません。
そんなことできない?
でも大丈夫。普段は恐がっているからわからないだけで、加害者の夫はあなたより臆病者なんだから。
加害者の弱い面を見つける方法
だんなさんがあなた以外の人とどのように接しているかよく観察してください。
例えば親戚の方や会社の上司や同僚などへの接し方などなど・・・
するとあなただけに厳しい言葉を浴びせているというのがわかりませんか?
モラハラ加害者は、自分に危害を加えない相手を徹底的に追い詰めます。しかし、強い相手には何もできないのです。
だから、夫があなた以外の人とどのように接しているかを見れば、本当は弱い人間であることも見えてくるため、恐怖を感じなくなります。
ですから、言われたら言い返すのが非常に効果的なのです。
もちろん、1度や2度では効果が無いことも多いですが、とにかく加害者の新の姿を見つけて勇気を持って言い返せば絶対に怯みます。
結婚生活が長くなると、夫 = 恐い という意識が植え付けられてしまいますが、結婚直後であればこの方法でも十分通用します。
親父が弱い人間だと知っていた母
親父からモラハラターゲットにされている私の母は、一度怒鳴られたのがきっかけで恐くなり、何も言い返せずずっと苦しんでいます。
実際、「始めて怒鳴られたとき、何か言い返せればこんなことにはならなかったのに。お父さんて本当は弱い人間だからもっと強く出ていればな~」と後悔し続けているくらいなので、言い返すというのは一定の効果があります。
なぜなら先ほども書きましたが、モラハラをする人間は打たれ弱い人間が多いからです。
また親父は独身時代から三女のiおばさんにモラハラとDVをしていましたが、次女のkおばさんに手を上げることはありませんでした。
それは、気が小さくて言うことを何でも聞くiおばさんに対して、言いたいことをズバズバいう気の強い性格をしたkおばさんは、妹といえども親父にとっては恐ろしい存在だったから・・・。
詳細は以下。
血のつながった兄妹に対してですらこのザマですので、こちらが強く出ればすぐに弱気になってこちらに危害を加えなくなります。結婚して年数がたってしまったら、加害者との関係を改善するのは難しいですが、結婚直後であれば十分立場を逆転させることも・・・。
暴言を吐かれたら受け流す
「お前は何もできない」、「役立たず」、「出て行け」など子供の前でも平気で暴言を吐く親父。
ずっと言われた言葉を素直に受け入れ、ストレスを溜めてしまいがちでしたが、最近は私のアドバイスで受け流すようになりました。

このように親父は絶対に変わらないのが分かっているので、自分が変わってストレスフリーになるように勤めているのです。
暴言がきっかけで趣味を持った母
毎日暴言を言われ続けていた母は、「どうして私がこんな目にあわなければならなんだ」と、いつも涙を流して泣いていました。
しかし、泣いていても何も変わらないと思ったある日を境に、親父の言葉を受け流すようにし、嫌なことがあっても趣味に没頭することで悪いことを考えないようにし始めたのです。
ちなみにその趣味とは家庭菜園です。母は農家育ちのため野菜を作るのが得意で、きゅうりやトマトなど季節の野菜を育てては、サラダや糠漬けを作ってくれます。
野菜作りをするようになってからは近所の方々へのおすそ分けをきっかけに、会話も出来るようになったことから、笑顔が増えストレスを上手くコントロールしている印象です。
ボイスレコーダーで加害者の証拠を残す
日記というとノートに手書きのイメージがありますが、パソコンやスマホが使える人は、ブログやSNSに加害者にされたことの記録として、日記を残してください。
これはあなた自身が今までされてきたことの振り返りをするためのものでもありますが、裁判になった時の証拠として残しておくことが出来るからです。
「私文章書くの苦手だから・・・」と書くのをためらっている人は心配せずに、加害者されたことをあなた自身の言葉で書けば十分な証拠になります。
記録として残すモラハラの具体例
- あなたのことを無視する
- バカ・何故出来ないんだ?などあなたを否定する
- 急に大きな声で怒鳴る
- あなたの行動に対して舌打ちやタメ息をつく
これらの詳細を書き残してください。
もっと確実に証拠を残したいのであれば、ボイスレコーダーで普段の会話を録音する方法があります。
これなら日記より確実性が高く、ボイスレコーダーの音声をもとに日記を書く事もできるのですごく便利。
スマホを使い慣れている方は、ボイスレコーダーアプリを利用するのもいいですよ。
結婚直後から日記を書き始めた母
私の母は結婚直後の1978年9月から親父からのDVやモラハラのことを綴った日記を書いています。
人に見せるのは恥ずかしいといって見せてくれませんでしたが、自分が思ったことを自分の言葉で書いていると教えてくれました。
とにかく、離婚への証拠を残しておきたいと考えているアナタは、日記やボイスレコーダーを駆使して日常会話を証拠として残してください。
離婚・別居は最初の手段と考える
モラハラ人間は稀に優しさをみせますがすべて嘘。
「こんなにやさしいところがあるんだから、変わってくれるかもしれない」などど考えてはいけません。
それに、子供の前で暴れたり妻に向かって暴言を吐いたり暴力を振るう人間が本当に優しい夫だと思えますか?
はっきり言ってそんな夫に優しさなどありません。全て自分の事しか考えず周りを見ることができない自分勝手なクズ人間だと気付くべきです。
時折見せる優しさは、あなたをこの場にとどめておきたいだけのアピールに過ぎないので、離婚や別居が出来るのであれば今すぐにしてください。
お子さんがいらっしゃる方であれば、今後は子供の心の成長にも悪影響が及ぶため、一刻も早く離婚をしましょう。
え?慰謝料がもらえないから困るって?でも考えてください。あなたはこれからお子さんと一緒に幸せになりたくないですか?
本当に困るなら収入が安定するまで生活保護を受ける方法もあります。それに、毎日神経を磨り減らす生活をするか、子供と幸せな生活をするか、どっちがいいか考えれば答えは一つしかありませんよね。
離婚に関する相談は以下がオススメです。
どうしても離婚ができなければ別居でもいいです。
もっと現実を見てとにかく加害者との関係を断ち切ってください。
モラハラとDVを受けても離婚できない母
私が6歳くらいまで、親父からDVをされるたびに母は私達兄弟を置いて何度も家を飛び出し実家に帰ろうとしました。
しかし、実家に帰っても「この家はお前が帰って来るところじゃない」と追い出され、仕方なく親父のもとへと戻ってくることを何度も繰り返していたのです。
そうしているうちに行き場を失った母は、気力をなくし「もうここで生きていくしかない」と半分諦めた結果、40年間ずっと親父から離れず暮らしています。
その間も色々ありましたが、一緒にいる時間が長ければ長いほど、抜け出せなくなってしまうのがモラハラ・・・。
「仕返しが恐い」、「逃げたら追いかけてくるんじゃないか」そう思ったらもう絶対に離れられないので、離婚や別居が頭に浮かんだらすぐに行動を!
DVの報復が恐い時は警察に被害届を出す
これまで私が経験したことを元にママ友へのアドバイスを書いてきましたが、「旦那の報復が恐くて反抗できない」と言われました。
そこで、最後に伝えたのは、DVを受けそうなときは110番、そして受けた後は警察署へ被害届を出すという選択肢。
日本の警察って普段は驚くほど何もしてくれません。
しかし、2002年頃からメディアが多数のDV事件を取り上げた結果、警察の関与が可能になりました。
ですから「今、夫からDVを受けています」と通報すれば警察官が駆けつけてくれます。
また、DVやモラハラを受けていると被害届を出せば、例え外傷を負っていなくても、精神的な暴力を受けていると相談するだけで動いてくれるまでになったのです。
その内容は加害者への口頭注意、接近禁止命令などですが、かなりの効果が見込めまるので「子供への影響もあるし相談してみる価値は十分にある」と伝えました。
ママ友は離婚準備をしつつモラ旦那と暮らしている
妻がママ友に会う機会があり、その後を聞くと「ここ最近は勇気を出して言い返している」とこっそり教えてくれたそうです。
このママ友は頭がいいので旦那に言われたことを分析し、正論で言い返すことが簡単に出来ると言っていました。
またDVをされそうになったら警察に言って被害届を出すとも・・・。
ずいぶん前進したもんだな~と感心していると、「まだ一緒に住んでるけど離婚を考えている」と嬉しい報告もいただきました。
「引っ越すと、長女はともかく小学校の長男が友達と離れちゃうのがかわいそうだけど、恐い父親を目の前で見ながら育つより全然いい」
と子供の将来をよく考えていました。
私はそれが一番だと思いました。だって、ずっとこんなバカな旦那と一緒に暮らしていたら、子供は私と同じ面前DVとモラハラの被害者になってしまうんですから。
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